和風総本家を見て


和風総本家を見ました。

世界で見つけたMaid In JAPANというコーナーで、日本ではあまり有名ではない工場とかで作られた物が、品質が良い理由で世界から選ばれている物を紹介しています。

オルゴール


1つ目は、長野県で作られているオルゴールがドイツで人気があるというものでした。

長野の工場で作られるオルゴールは日本の9割だとか。
外国産の安いオルゴールが出回りだしたので、高級オルゴール作りにシフトチェンジしたらしいです。
オルゴール作りには筒を作ったり、筒の穴に棒を入れたり、調音したり、組み立てたり、様々な作業を分担して作っています。
中でも、調音している人は職人歴20年のおばちゃんで、入社したての頃に調音の部門が出来、入社したては全く作業が出来なかったようです。
調音前と調音後の比較がありましたが、全く違いました。すごいです。

ドイツでの販売価格は5万円ぐらい。一生物です。
愛用者の紹介で、音楽好きな旦那さんの60歳の誕生日プレゼントとして奥さんがプレゼントしたらしいです。
また、メロディがパッヘルベルのカノンで、私はこのカノンが大好きです。
旦那さんの誕生日にこのオルゴールをあげるセンスが素敵だなぁと思いました。


次は日本の『お六櫛』(おろくぐし)がフランスの高級美容セレクトショップで大人気という内容でした。
こちらも長野県らしい。古くから作られている伝統工芸的なものです。




生産者は個人でやってるっぽいおじいちゃん。
フランスで使われていることを知り、「俺が作ったのでいいのかなぁ」と謙遜するおじいちゃん。
長野で昔は200人いた職人さんが今では10人しかいないようです。
プラスチック性の櫛が普及するようになり、職人さんは仕事がなくなり、昼は兼業で仕事をし、夜は櫛作りをしていたらしいです。
売れなくても職人として櫛を20年作り続け、いつかは櫛作り一本で仕事をしたいと言う目標があり、今は櫛作り一本で、多くの注文を受けているようです。

職人さんは、櫛は嫁に出す感じ。大事に使ってもらえよという気持ちで送り出す。皆さんに喜ばれるように。という気持ちらしいです。
ちなみにこの櫛は、回転するローラーカッターみたいなので0.4mmの間隔で切れ目を入れ、手作業ヤスリをかけ、形を整え、椿油を塗る作業があり、感覚的に手作業でやっています。
職人技ですね。

裁ちバサミ


最後は、ハサミ職人さん。
オランダのデニムメーカーのデザイナー兼CEOのデンハムさんが、わざわざ日本に行って作って貰ったらしいです。
デンハムジーンズのファンである日本人から送られてきた「日本人にすごいハサミ職人がいる」というメールによって、職人さんとデンハムさんは出会ったらしい。

2人でカンカンと金槌で叩く伝統的な作り方をしていて、ハサミの持ち手もこの人に合わせてちょっと大きめにしたらしいです。
1000種類以上のハサミを持つデンハムさんが、試作品を作る際に使うのがこの日本製のハサミで、1番大事なハサミとのこと。
デニムの切れ味が、バターを切るように軽いらしい。私も学生時代のバイトでジーパンの裾あげしてましたが、少し切っただけで、めっちゃ硬くて手が痛かったです。バター!
職人さんは14歳でハサミ職人になり職人歴70年!
ここまで続けてこれたのは、好きだから楽しいとのことで、本当に1つのことをやり続けられるのはスゴイと思いました。


この商品を紹介して、最後は日本での取材風景を海外の愛用者たちに見せて、更に愛用者たちから生産者にメッセージを送ってみんなで見るのを流すんですが、いつも私はここらへんで泣いてしまいます。

自分たちの製品が出てくるとみんな笑顔になっています。

長年作り続けている製品や仕事に対する愛情と熱意、誇りを持った職人さん、そしてその愛情を受けた製品を使う人たちからの感謝の気持ちが入り乱れて私の心はエモーショナルです。


世界中、製品を手作りしているものは多数あるとは思いますが、品質が良く、世界の至るところで愛される製品を作っている職人さんを見ると、同じ日本人として誇らしい気持ちになります。

日本っていいなぁ〜。
おしまい。



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